懐かしい絵本たち
娘が幼稚園の時、毎月?だったか隔月だったか、園から絵本を買っていた。
上の息子の時も買っていたはずだから、たくさんの絵本たちがあったが甥や姪たちに譲ったり
どこかに行ってしまったりして、我が家に残っているのはほんの少しになった。
その中でも子供たちが大好きで、なんとか手元にあったのは右側の「かえるの船」
最後の、船の煙突から桜の花びらがぱーーーっと空に吹き出すところでは、全員拍手したものだ
同じくらい大好きだったのが左の「サラダでげんき」 これは私の大好きな「長 新太」さん
の挿絵でとても愉快爽快なお話だった。実はこれは家中探しても全然見つからず、
あちこちの本屋を探し回ったのだった。青山の「クレヨンハウス」にもなかったし、図書館
にもなかった。なにしろ、出版されてから20年以上経っているのだから、娘も私もとうに絶版
になっていると思い込んでいた。
しかし、しつこい母娘はそれでも諦め切れなかった。
ある日ふと思い立って出版元の「福音館書店」をインターネットで検索したところ、
なんとあっという間に「サラダでげんき」が見つかったのだ!♪
ついにりっちゃん(主人公の女の子)は我が家に帰ってきた。
りっちゃんは別に可愛い顔に描いてもらっている訳ではない、なにしろあの長新太さんだから。
でも、懐かしくて懐かしくて、20年ぶりに会ったりっちゃんは、あの時のまま。
りっちゃんというのは、作者の角野栄子さんの娘さんだということだった。そして・・・・
そうなんです。なんと、角野栄子さんは「魔女の宅急便」の原作者だったんです。
うーーん、どちらも成長期の女の子を暖かな目で見つめているという、共通点がある
それにしても、インターネットと、今でもちゃんと出版していてくださった福音館さんには
大感謝です。
by bibiri-20 | 2005-09-03 10:45